ドリプロのブログ

ラオスコーヒーを販売する学生団体ドリプロからのお便り

【スタツア2018夏  誰だお前は!?編  40日のラオス滞在で感じたこと、学んだこと。】

こんにちは!
無事に帰国し、すっかりラオスシックなののかです。

誰だお前は!?と思った方、ドリプロブログをいつもご覧いただき、ありがとうございます(笑)

お察しの通り、実は私はドリプロの正規メンバーではありません。高知大学フェアトレードを推進活動をする団体に所属しているのですが、貴重なご縁から、今回このスタツアに参加させていただくことになりました。

タイトルにもあるように、私は8/2から、約40日間ラオスで生活しました。スタディツアーも含め、この40日間で感じたこと、学んだことを書いていこうと思います。


それではレッツゴー!


まず、何と言ってもごはんがおいしい。
カオピアックなんて何度食べたことか…
ヴィエンチャンのレストランではカエルの唐揚げも食べました。

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左下の足がビヨーンってなってるのがカエル。
え!?って思うかもしれないけど、とっても美味しかったですよ(^^)



次に、ラオスは自然が豊かで、その自然や動物と、人との距離がものすごく近く感じます。
緑が多いのはもちろん、あちこちに犬やニワトリがいたり、村の方では牛やヤギも自由に歩き回っていました。

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こちらはそのままココナッツウォーター。
ココナッツの実を少しカットしてストローを差して飲むだけ!このまま味わえるなんて、日本ではできないですよね!大通りや市場にたくさんのココナッツを構えていて、ラオスでは定番の水分補給のひとつです。


話は少し変わって、、
私はドリプロのスタツアの中で、「命の授業」である、アヒルの屠殺をこの手で経験しました。
日本では一般的に切り身の肉が売られていますが、ラオスでは家庭で育てて、あるいは生きたままの動物を買ってきて、このように屠殺して調理することが一般的な家庭も多いようです。

このように、自然との距離が近く、日本と違う習慣、生活様式のあるラオスで改めて命の大切さを実感することもできました。



そして、ラオスの人と言えば、ものすごく親切です。
買い物をすると、おまけをしてくれたり、拙いラオス語で話しかけても笑顔で対応してくれたり…
初めは、外国人相手だからなのかなと思ったりもしたのですが、ラオス人同士でも協力しあったり、物を分け合ったり、そんな場面を多々目にしました。

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ラオスの伝統的な巻きスカート、シンを履いて歩いていると、「ナーム、ナーム(綺麗)」と言ってくれます。おほほ、コプチャイライライ(照)




そして元気な子供たち。これはどこの国も共通ですね、眩しい笑顔にたくさんパワーをもらいます。

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他にもラオスの良い所はたくさんあります。きっと、人によっても感じ方はそれぞれのはず。
なので、ぜひラオスに行ってみて、あなたの思う、素敵なラオスを見つけてみてくださいね!




ラオスに40日間滞在して、私は多くのものを見てきました。
ドリプロのスタツアの家計調査は、フェアトレードが実際どのくらいの効果をもつものかというのを可視化することができるし、コーヒーの生産者個人の顔や生活をこの目で見ることができました。

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また、ダム決壊の被災地へ訪問し、自分達の手で物資を届けられたときには今まで感じたことのない感動がありました。それと同時に、被災者の方の様子や他の機関の大量な支援などを見て、少し複雑な気持ちにもなりました。

自分達でプロジェクトを立ち上げて、集めたお金でニーズに合った物資を自分達の手で届けた、ドリプロのプロジェクト。私自身、物資をパッキングして届けるという部分でしか携わることはできませんでしたが、非常に貴重な経験でした。

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今まで良いものとして薦めてきたフェアトレードが実際にどのくらい効果があるのか。今まで離れた場所から物資を送る、募金するというような形の支援の裏側が実際どのようなものなのか、それを経験することができました。
その「裏側」には、喜べる部分も、必ずしもそうでない部分もあり、何か手助けをする際に、その相手の顔が見えるってすごく大切なことだなと感じました。

ただ、可視化できたことによって、新たな問題が見つかったことも事実です。自分がこれまで関わってきた手助けの仕方では補えない部分を知ったり、手助けの対象の規模の小ささなど、今の在り方のままでいいのか、とすごく考えさせられました。
自分の母国である日本も現在様々な災害による被害がある状況の中で、優先順位という新たな悩みも生まれました。


きっとどこにでも問題は存在していて、その問題の幅も決して小さくありません。それに対して自分に何ができるのか、深く考えるきっかけを与えてくれた40日でした。
正直まだ答えは見つかっていませんが、考えて悩んでいるだけではダメだなと思います。「難しい」という簡単な一言で終わらせてはいけないことがたくさんあります。それに対して、少しでも自分にできることから、同じ想いを持つ人と共に、形にしていきたいと思います。



少々長くなってしまい、すみません!
以上が私のラオス生活で感じたこと、学んだことでした!
どうですか、ラオス行ってみたくなりましたか?
言葉の違い、生活様式の違い…日本との違いや新たな発見をがたくさんできる、そしてその発見が何か考えたり感じるきっかけになる場所だと思います。
ぜひ、あなただけのdeepなラオス見つけてみてくださいね(笑)



最後に、ドリプロの正規メンバーではない私がこのスタディツアーに参加できたことは、本当に貴重な経験でした。お世話になった先生、通訳等関係者のみなさん、ドリプロのみなさん、ご縁を作っていただいた先生、本当にありがとうございました。心から感謝申し上げます。

正規メンバーではないけど、これからも一緒にがんばっていきたいと思います!!

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高知大学 2年
金田野乃花