【スタツア11日目】 ラオスの農家は可哀そうなんかじゃない。 2018/1/2
ラオスで髪を切りました、ひろきです。
出国前に日本で切ったのですが、せっかくなのでラオスでも切ることに。
そして来たのが、このお店。
顔そり、耳かき、ニキビも全部つぶしてくれる丁寧なサービスでたったの3万キープ(約400)円です。
みなさんもパクソンに訪れた際にはぜひ。
今日はパクソンからバイクで30分ほど走ったところにある、セータプーン村を訪れてきました。
それほど大きくない、閑静な村です。
今回の目的は農家にお話を聞くことと、サンプル豆を購入すること。
初めはこの村の組合長にお話を聞こうかと思いましたが、農場に働きに行ってしまっていました。
そこで、違う家に突撃訪問してお話を伺うことに。
たまたま道端で見かけた男性に話しかけてみると、家に連れて行ってもらえることになりました。
そして訪れたのが、コーンさんのお宅。
到着した時には、奥さんがよい豆と悪い豆の選別をしていました。
聞くと、もうここずっと同じ作業を繰り返しているそう。
3日しか休んでいないとのことでした。凄すぎます。
豆を購入したものの、入れる袋がないとのことで、取りに行ってくれました。
その間、ひたすらみんなで豆の選別を手伝います。
すると思いがけない一言が
コーン夫人「ご飯食べてきな!」
今日会ったばかりの見知らぬ日本人にご飯をご馳走してくれるというのです。
せっかくの機会なので、お邪魔して食事を頂くことにします。
そして出てきた料理がこちら。
特に卵が絶品でした。
味付けが濃くて、ご飯にとても合います。
昼間からビールを飲んだりして、楽しくご飯を頂きます。
そのとき、
たくみ「このご飯を入れるケースいいよね。欲しいな」
といって、このケースを見つめだします。
「市場に行けば買えるよ」とけんしろさん。
一同がどこで買える、あっちいけこっちいけと話している間に、
コーン夫人「それ持ってきな!」
と、この工芸品をたくみにプレゼントしてくれました。
なんと初めてあった農家さんにご飯も頂いたうえ、プレゼントまで貰っちゃいました。
コーンさん、ありがとうございました。
こちらに来てからは誰かにご飯をご馳走してもらいっぱなしです。
家にお邪魔したついでに頂いたり、パーティーに呼んでもらったり、レストランに連れて行ってもらったり。
ラオスの人たちは僕ら学生でアルバイトしている人よりも年収的には貧しいはず。
それでもみんな「いいよ!食べて、飲みな!」といってくれます。
むしろこっちが貧乏な気分になります。
はたして、“支援”されているのは一体どちらなのでしょうか。
ラオスの農家は決してかわいそうじゃない、と僕は思います。
しっかり働いて、けれど時には仲間とお酒を飲んでたばこを吸って。
なんだか、いつも楽しそうというか、充実してそうというか、
うまい言葉で言い表せませんが、とにかくかわいそうじゃないんです。
だから、かわいそうな農家を支援してあげましょう、ということを売りにして、
フェアトレードを前面に押し出して販売することはしたくありません。
農家の仕事に対して、正当な対価を払って購入をする。
シンプルですが、これがもの凄く大事だと思うのです。
このことを忘れずに、これからも精進していきます。
明日はスタツア最終日です。
これで僕が書くブログ記事は最後になります。
ここまでブログをよんでくださった皆様、ありがとうございました。
それじゃ!
(ひろき)