【スタツア2018 夏 7日目】家計調査3日目!!ラオス伝統の儀式、バーシーとは?!
こんにちは!
ラオス料理大好きな、なつきです。
今日は午前にプーモーン村での家計調査、午後にJhai Coffee Houseの幹部の方々と話し合い、夕方にバーシーと、とても内容の濃い1日です!
まずは朝ごはん調達。
歩いているとフランスパンを沢山ぶら下げたバイクのお兄さんに遭遇。
フランスパンに練乳みたいなものを詰めてます!
美味しそ~~!
家計調査を行うプーモーン村へ出発!
到着したころにはこの大雨!
雨季のラオスの雨、凄いです!!
まず村の村長さんとJCFCの組合の方からお話を伺います。
プーモーン村はもともと去年私たちが訪れた、セットコット村の中に属していた地域だそうですが、ラオスがアメリカから独立した後に、ラオスの北部の18県から土地のない人たちが移住してきて、プーモーン村という独立した村ができたそうです。
社会主義の国ならではの歴史が感じられてとても面白かったです!
みんな興味津々に聞いてます^_^
プーモーン村があるこの地域は、標高は低いですが、火山性の土壌なのでコーヒー栽培にとても適しているそうです!
なんと約200世帯、全てがコーヒー農家さん!
その後、3班に分かれて家計調査。
私たちの班は、JCFCに加盟している世帯にお邪魔しました!
この家庭は、コーヒー農家だけでなく、夫婦で高校教師もされているそう。奥さんはお店も出されています。
とても忙しい日々を送られていそうです!
畑で育てている果物などを奥さんがたくさんご馳走して下さいました!!
午後はJhai Coffee House でJCFCの幹部の方との話し合い。
みんな1人ずつ質問をして、JCFCの方々がどの質問にも丁寧に答えてくださいました。
お礼に日本酒をお渡します!
ありがとうございました!!
最後にJCFCの方々と記念写真を撮りました
夕方からのバーシーまでの間、ラオスの子ども達と遊びます♪
みんなラオスの子ども達にメロメロで、写真撮りまくりです(笑)
キスされてるみゅう。
とってもやんちゃな子どもを肩車するみのり。
さて、
そろそろバーシーが始まりそうです!!
ちょっとここでバーシーの説明を少ししようと思います
バーシーは、正式にはバーシー・スークアンといい、ラオスの宗教上の大切な儀式。
新年、結婚、出生といった人生の節目や、歓迎、送別といった時に行われます。
バーシーには、体の各部位に宿るとされる32の魂(クアン)を呼び覚まし、それが身体から飛び出したり、ふわふわ遊離したりしないようにしっかりとつなぎとめておくといった意味があります。
今回はラオスを発つ私たちの旅の安全を祈って行いました!
ちょっと説明が長くなってしまいましたが、、
それではバーシーの流れを写真で見ていきましょう!
まず、パークアンというお飾りを準備します。
パークアンは、バナナの葉などをくるくる巻いて長くつないだもの。マリーゴールドなどの花飾りをつくり、後で巻きあうための白い紐をたくさん竹ひごに結びつけます。
周りには酒、菓子、米、ゆで卵などをお供えします。
準備が整ったらいよいよバーシーの始まりです。
モーポーン(祈願師)を中心に囲んで座ります。
モーポーン(祈願師)が呪文を唱え始めます。
この呪文は、「皆さんのご多幸をお祈りします。」といった趣旨があるのだそう。
呪文が終わると、モーポーン(祈願師)が水をかけ始めます。
仏教やヒンドゥー教では、水は聖水とされていて、水をかけて体を守るという意味があります。
それにしてもけっこうな水しぶきでした(笑)
最後に、それぞれの無事や健康を祈ってパークアンから取り出した白い糸(今回は黄色い糸を使いました。)をみんなで結び合います。
つなぎとめた紐は通常3日はつけておかなければならないそうです。(私は昨年間違えて、その日に外してしまいました、、( ̄∀ ̄))
バーシーが終わるとみんなでお食事!
これはカオプンというラオスの麺料理。
バーシーなど行事の際にはよく食べられるそう。
ココナッツミルクの風味のピリ辛スープが、つるつるの細い麺と絡んでやみつきになる美味しさ!
そして今日はスタツア最後の夜(T ^ T)
みんなでBeer Laoとポテチで乾杯!
いよいよスタツアも終盤。
あっという間だったな、、
とても充実した素敵な1週間でした
明日はいよいよラオスから日本に帰ります。
無事に帰れますように!
またラオスに帰ってきたいです!!
中央大学2年
柳原 菜月
【スタツア2018夏 オンプロ編】 ラオスダム決壊の支援プロジェクトを終えて。実際に現地で見て、感じたこと。
こんにちは。
今期ドリプロで代表を務める、鈴木弘樹です。
私たちが進めてきた、ラオスダム決壊被災者の方々への支援プロジェクト「オンプロ」の結果報告をさせていただきます。
昨日、ラオス南部のアッタプー県を訪れ、避難されている方に無事に支援物資をお渡ししてまいりました。
ご協力いただいた全てのみなさまに感謝申し上げます。
みなさまから頂いた、¥113,080をキープへと換金し、今回私たちが支援物資として準備したのは以下の12種類です。
- 平皿(プラスチック製)
- 深皿(プラスチック製)
- スチームバスケット(お米を炊く際に使用)
- スチームポット(金属製,同じくお米を炊く際に使用するポット)
- 通学用バック
- 鉛筆
- ペン
- トレイ(プラスチック製)
- コップ(プラスチック製)
- ノート
- スプーン(金属製)
- 包丁
以上の品は、現地のニーズに基づき決定。
今回は偶然、被害地域で海外援助機関の通訳として働かれていたラオス人のソムサックさんを通して、現地で何が求められているかを聞くことができました。
支援物資は、私たちが滞在するパクソンという町のマーケットで購入しました。
その中でも訪れたのは、今回ドライバーを務めてくださった方の義理のお母様が営まれているこちらのお店。
災害支援ならばとかなりディスカウントしていただきました。
ありがとうございました!
その後は宿に戻り、小分けにする作業。
ドリプロメンバー、通訳さんの他、農業組合で働かれている方にも手伝っていただき…
無事、支援物資を詰め終わりました!
そして9月7日(金)、支援当日。
朝7時に出発して、車でアッタプーヘと向かいます。往復8時間の長旅です。
道中、いたるところに大雨洪水被害の傷跡を見ることができました。
決壊した橋や、
土砂崩れした崖など
実際に目の前にすると、どれだけ激しいものだったのかが伝わってきます。
そして、4時間かけてアッタプー県に到着。
私たちが伺ったのは、アッタプー県サナマサイ(Sanamxai)のセカンダリースクールに開設された避難所です。
この避難所には235世帯の方が避難されています。
そのうちドリプロが支援物資をお渡ししたのはヒンラー村から避難されてきた50世帯の方々。
キッチン用品・文具など12種詰めた物資を…
お名前が呼ばれた方に、お一人ずつ手渡しでお届けしました。
お聞きした情報によると、ヒンラー村は死者・行方不明者あわせて39人。
土地全体が浸水し、家も、畑も深刻な被害を受けましたそうです。
この村以外でも被害を受けた地域に住まれていた方々は、元の土地にはもう戻れないと仰っていました。
実際に被災された方のご好意で少しだけお話を伺うことができたのですが、あまりにつらく、言葉が出てきませんでした。
実際に被災地も少しだけ見ることができました。
小屋は倒れ、家には生々しく洪水のあとが残っていました。
ここにはもう、人が住むことはできません。
今後乾くと砂漠のような土地になってしまうそうです。
家も、土地も、仕事も、そして人の命をも一気に奪った今回のダム決壊。
いかに深刻で、根深い問題なのかを肌で感じました。
ドリプロはたった10人程度の小さな学生団体です。
私たちができることは、そう多くはありません。
けれども、今回ご支援頂いたみなさまのおかげで、決して無力ではなく、微力なりともラオスのためになれたと信じています。
本プロジェクトはこれで一区切りとなりますが、今後も被災された方々へ何ができるのかドリプロなりの方法を模索し続けてまいります。
本プロジェクトに関わってくださった皆様、本当にありがとうございました。
2018年9月8日
8期代表 中央大学2年
鈴木 弘樹
[スタツア2018 夏 6日目] いよいよラオスダム決壊被災地へ。オンプロ支援品受け渡し
こんにちは!